週刊とっしーぱんち

昭和生まれのブロガーが綴る、全力脱力系雑記帳

記憶に残っている、あの日〜2019年3月21日〜

はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」

2019年3月21日。この日をどんな日として記憶に残しているでしょうか? 僕はこの日初めてプロレスリング団体「DDTプロレスリング」の興行を観に行った日として記憶しています。 約2年前のことですが、Twitterに残っていた当時のツイートを振り返りながらこれまで大切にしていることを改めて記録しておこうと思います。

現地到着はお昼ごろ

興行は夕方開始だったと思うのですが、天気が快晴だったこともあり、お昼には水道橋駅に到着していましたね。プロレス観戦は新日本プロレスの興行を中心に何回か観ていたのですが、この日行われるDDTプロレスリングの興行は初めてだったこともあってワクワクした気持ちで現地に向かっていたのを覚えています。

闘魂ショップの道すがらであった年配女性の方

お昼を済ませ、かねてより行きたいと思っていた闘魂ショップへ・・行く途中の道で年配の女性に声をかけれられました。話を聞いてみると東京ドームシティに向かいたいとのことだったのですが、口頭で説明した感じだとあんまり伝わってなかったっぽくたどり着けるのか心配になったのと、まだ時間もたっぷりあったので、道案内もかねて一緒に東京ドームシティへ。道中では今日はあったかいねえみたいな、ほんわかした会話をしていた記憶があります。

東京ドームシティ周辺にたくさん居たコスプレイヤーたち

闘魂ショップを堪能した後、再び東京ドームシティへ向かいました。さっきも道案内で東京ドームシティへ行ったんで、また行くんかいという感じですが、 その道案内の最中で、人だかりができている箇所を見つけていてあれなんだろなと気になっていたのです。休憩も兼ねてそちらに歩を進めると、何かのイベントだったのか、たくさんのコスプレイヤーたちがいました。僕自身はコスプレについてほとんど知識ないんですが、みんなとっても楽しそうにおしゃべりしたりポーズをとって撮影してたりして、その様子を見てただけなんですけど、なんだか見てるこっちも嬉しくなるようなそんな楽しげな空間であったことを覚えています。

いざ後楽園ホールへ、DDTプロレスを堪能

近くのカフェで休憩をとり、プロレス会場、後楽園ホールへ向かいます。 興行の様子は、過去の記事に残されていたので、こちらも覗いてみてください。 osio-toshimasa.hatenablog.com

帰り道にたくさんの人、そしてTV局のひとたち

興行を堪能したあと、すっかり夜になった帰り道で、多くの野球ユニフォームを着た方達も同様に帰る途中のようでした。 その道の途中にカメラを持った人とレポーターらしきひとたちが、野球ユニフォームを来たファンの方へ次々にインタビューしていきます。何かすごいことでも起きたんだろうか?ぐらいの感じで通り過ぎていきましたが、家に帰り、ニュースを見たら驚くべき情報が目に入ってきました。メジャーリーガー、イチロー選手が引退発表を行った日だったのです。後楽園ホールDDTプロレスを楽しんでる最中、隣の東京ドームでは、マリナーズの試合後にイチロー選手が引退発表をしたとのことでした。

あの日は、ひとつの場所に、違う趣味をもった人たちが集まりたくさんの感情を生んだ日。

この日、僕はDDTプロレスを楽しんだ日、として記憶されていますが、野球ファンの方にはイチロー選手の引退発表の日と記憶されている方も多いかもしれません。また、コスプレの方にはコスプレイベントの日として記憶されているだろうし、道中出会った年配の女性の方には、また別の思い出として記憶されていることでしょう。あの日、同じ場所で、違う趣味を持った人たちがそれぞれの世界を堪能したんだなあと思うと、とても貴重な1日だったのではないかなと思っています。元々はプロレスを堪能する予定だけであったのですが、間接的に他のイベントを知れた機会というのはこの日以外だとあまり記憶にはないです。

記憶と記録をひもづけるインターネットの力

2年前のことですが、ある程度鮮明にこうして綴ることができたのは、このブログを始め、Twitterの過去ログ、スマホに納められた写真などから当時の記憶を掘り出すことができたからです。インターネットというと、他者との交流とか、知見の共有といったイメージを持つ方も多いと思うんですが、こうして、自分がひとつひとつ記録していったものを脳内の思い出と紐づけて、それをひとつにまとめて再構成して、あらたな気づきを得ることができるのも、インターネットの力なのではないかなと。そう思うようになってきました。ブロガーと呼ぶには値しないほど適当に書き連ねているだけですが、あの日はまた、新しいあの日を作っていくんじゃないかなと思って、これからも記事を書いてたり、ツイートしたり、趣味を楽しんでいきます。