おはよーございます。
プロレスがきっかけではじめたこのブログなんですが、プロレスのことをほとんど記事にしていないブログでもあります(?
Twitterアカウントのほうで、プロレス好きな方達をフォローしていることもあってか、そちらでインプットもアウトプットも満足してしまいがちなんですよね。
ところが、つい先日後楽園ホールで開催されたBOSJを直接会場で観戦することができて、テンション上がりまくってしまったので、久々に記事に書き綴っておきたいなと思い立ちました。
読者の方にプロレスを知っている方、見ているかたはどれほどいるのか不明なので、なるべく噛み砕きつつ、少しでも魅力が伝わるように頑張って書いてみますので、しばしお付き合いいただければ幸いです。
BOSJってなんでしょう?
新日本プロレスというプロレス団体が主催する、BestOfSuperJr(ベストオブスーパージュニア)という大会です。大文字のところをとってBOSJ(ビーオーエスジェイ)と略されて言われます。
ベストオブスーパージュニアという言葉どおり、ジュニアヘビー級の選手たちの一番を決める大会と位置づけらています。
まず、A/Bブロックにわかれて総当たり戦で戦い、各ブロックの1位同士で決勝戦を行う、という大会方式になっています。
1日に1試合総当たり戦が行われ、大体2週間ぐらいぶっ通しで大会が開催されます。つまりその間出場選手たちはほぼ休みなしというめっちゃ過酷な大会でもあります。
プロレスラーさんの体力がお化け。
ジュニアって?
ジュニアといっても大人の選手が出場するんですが、何がジュニアなのかというと、ジュニアヘビー級といって、体重が85キロ以下のプロレスラーの階級のことを指しています。
プロレスラーの中では軽量の選手たちなので、軽快な動きと華麗な飛び技などが得意な選手が多いです。軽量といっても85キロ近くある選手たちばかりなので、一般男性より随分重いのですが、まるで体操選手のように空中を飛び回ります。
プロレスラーさんお身体能力がお化け。
久々の現地観戦
前置きが少し長くなっていましたが、そんなBOSJ総当たり戦の試合を見に行って参りました。プロレス観戦はたしか3ヶ月ぶりで、新日本プロレスでいうと1年ぶりくらいかもしれません。本当に久々だったのでワクワクが止まりませんでした。
場所は後楽園ホール。東京ドームのおとなりにある、格闘技の聖地とも呼ばれる会場です。
エレベータで5Fに上り、チケット片手にいざ会場内へ。
1年前見にいったときは、ソーシャルディスタンスに配慮して座席をひとつ空けての観戦だったので、会場キャパシティの半分程度しか埋まっていなかったのですが、今回はコロナ前と同じ状態に戻っていました。
マスク着用と声出しNGは変わらずでしたが、少しずつ日常が取り戻せていることが実感できて嬉しかったですね。
余談なのですが、プロレス観戦をする方の男女比は男7で女3ぐらいです。
下手すると女性が4割くらいいるかもしれません。
プロレスラーといえば、ひと昔前までは強面で屈強(あるいはすこしぽっちゃりした)な肉体をした男という印象でしたが、今は美しい肉体と甘いマスクのイケメンレスラーが多いので、女性ファンもたくさんいらっしゃいます。
そして、その美しいレスラーを収めようと一眼レフカメラを持参して写真を撮るかた(写真はOKで動画はNGです)もいて、プロレスの楽しみ方自体に多様性がすごくあるなあという印象です。
試合開始、声が出せずとも感情が伝わる会場の手拍子
プロレスの場合、その日最後に行われる試合のことをメインと呼ぶのですが、この日は第一試合からメインまで全てBOSJ公式戦。1試合目から全力全開のJr.ヘビー級選手たちの戦いが堪能できました。
声出しはNGなので、声の変わりに手拍子で応援していくのが基本なのですが、試合開始直後の盛り上げる。不利な状況になっている選手を鼓舞する、試合終盤お互いの選手を讃える。
観ている方の感情そのままに、手を叩く音の強さだったり速さだったりその表現力の高さにびっくりしました。
普段は新日本プロレスワールドという動画配信サービスを観て、手拍子もそこで聴いているはずなのですが、実際の会場で聴く音は、音の厚みであったり音圧であったりといった立体的な音の広がりがあって、とても心地よいです。
超エモいメインの試合
この日のメインと呼ばれる試合は、神試合といっても過言ではないほどの最高潮の盛り上がりでした。
メインに出てきた2人は、今日はやってやる!という闘志が開始直後からみなぎっていて、観ているこちらも「これはすごいことになるぞ」という空気が作られていきます。
選手たちもその空気を感じ取ってくれたのか、怪我のリスクを承知で、普段絶対やらないような、とんでもない技を炸裂させていきます。
それに呼応してどよめく観客、その観客にまた呼応して繰り出される凄まじい技の応酬。
これで決まった!もうだめだ!と思っても何度も立ち上がるレスラー。
そんな不屈のレスラーに、赤みがさした掌をこれでもかと叩いて応える。
割れんばかりの拍手、とか万雷の拍手という言葉がありますけど、あの時の後楽園ホールはまさにその言葉どおりだったように思います。
大満足からの放心状態で帰宅
実は、僕が応援している鈴木軍というユニットに所属している選手たちが、全員負けてしまうという結果だったのですが、プロレス自体の楽しさ。会場で見ることの楽しさ。メインのエモさ。これらのポジティブな感情が完全に上回っていて、結果大満足でした。
大満足すぎて、帰りの電車や帰宅後もあまりの興奮状態からのリバウンドで、抜け殻のようになってしまいました 笑
プロレスを見るようになって4年。いまだ初心者といってもいいくらい知識がない状態でも変わらず楽しみ続けていられる魅力ってなんなんだろう??
というのが個人的プロレス七不思議なのですが、ひとつ言えるのは、プロレスラーさんから溢れ出ている情熱だったり強さだったり、怖さだったり優しさだったり。すべてのエネルギーが試合を通して自分に注がれていて、その結果
「休眠状態にあった自分の何かが刺激されて活性化する」ということです。
この感覚は、いまのところ何故だかプロレス以外の趣味で感じることができない体験です。
この刺激的なエンターテインメント。読者のみなさまにも体験してみてほしいです。
合う合わない出てくるところは人それぞれなので、ハマってくれるかどうかはわからないですが、仮にハマらなくても、人生おもしろ体験のひとつにはなってくれるはずです。
では、また!